学部4年 丹藤文彰

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僕は会津で育ちましたが、上京して本当によかったと思いましたね。今の大学生活はとても充実しています。授業だけでなくアルバイトやサークル活動と、大学生にしかできないことは今のうちにしておこうと思っています。また、大学に入学するとき親戚のおじさんに「大学では友達をたくさん作っておけ。将来どこでつながるかわからないから」と言われたんです。実際、東京に来て新しい出会いが次々とありました。アルバイト先の常連さんやサークルの友人。クラスの友達だけでなく、多くの人と接し、さまざまな人が東京にいるんだなあって。授業だけでなく人生の勉強もさせてもらっています。僕が化学に興味を持ったのは小学校のとき。特にリトマス紙が青色や赤色に変化したときの驚きは今も覚えています。そんな僕が高校生になり、進路を決める時期がやってきました。そこで憬は、せっかくなら多くの人が関わることをやりたいと考えたとき、「この世の中はすべて化学でできている。ならば化学者になって新しいものを開発すれば、多くの人が目にし、使用してくれるのではないか?」と思いつきました。そんな時、早稲田の応用化学科への進路を決めたんです。

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実際入学して外からみた応用化学科と内からとではだいぶ印象が遣いました。思った以上に分野が広いです。この応用化学科は教授曰く「化学のスペシャリスト養成所」とのことなので、化学全般のさまぎまな分野に進めるのだと実感しています。将来はまだ決まっていませんが、今のところ化粧品関係に進みたいと思っています。化粧品も化学物質ですよね。そのせいで肌荒れや、老化の促進になり悩んでいる人が多いと思うんです。なので、僕はなるたけ人体に優しく、かつまったく新しい化粧品を開発したいと思っています。そしてできるだけ多くの人に使ってもらって、幸せを感じてもらったら嬉しいですね。
(2005年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。