創立百周年記念展示会へのボン大学学長来室

2017年10月、ボン大学学長ミヒャエル・ホッホ先生ら一行が本大学を訪問されることとなりました。生命医科学科朝日先生ご協力のもと、多忙なスケジュールの合間を縫って、応用化学科創立百周年記念展示会「江戸後期、知の探究者たちが切り拓いた世界」を訪問する機会をつくって下さったのでここにご報告申し上げます。

日本が一種の鎖国状態にあった時代に、優れた翻訳者たちが危険を顧みず独自の視点と研究者の心をもって欧州の先端科学文献を巧みに翻訳し、日本に科学の黎明期をもたらしたことへの驚きをホッホ先生他皆様誰もが隠されませんでした。またいくつかの展示物にはオランダ人と偽って来日を果たしたドイツ人のシーボルトに由来する物品も実物を展示しており、大変興味を持っていただけたようです。

ホッホ学長は、「このような歴史的な古文書と実験道具が陳列された展示会を訪問できて嬉しく思います。学科の100周年に際し心よりお喜びを申し上げます。ミヒャエル・ホッホ」と芳名帳に記され、記念写真を撮影し会場を後にされました。

(応用化学科創立百周年記念事業委員会)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。