創立百周年記念事業:キャンパスツアー

2017年9月に創立百周年を迎える応用化学科では、記念事業の一種として、須賀健雄専任講師を総括リーダーとしてキャンパスツアーを開催しましたので、その模様をそれぞれのツアー責任者よりご報告申し上げます。

1.西早稲田キャンパスツアー

10月7日、前日からの雨も上がり快晴となり、参加者6人と運営スタッフ5人で西早稲田キャンパスを回りました。70歳から15歳までと幅広い年代の皆様をお迎えし、55号館(物性計測センター)、図書室、51号館、63号館、56号館(学生実験室)、65号館(各研究室)の順番にご案内を致しました。年配の参加者は物性計測センターのような共通施設の利便性に驚き、以前はわざわざ外部の測定施設まで出向いていたとのお話をいただきました。参加者には親子での参加者もおり、65号館研究室を見学した際には「この場所で昔実験していたんだよ」と語る父親とそれを聞く息子さんの姿がとても印象的でした。参加者こそ少ないツアーでしたが、それぞれの出身研究室を回ったり、お話を伺ったりすることができ、皆様に満足していただけたのではないかと思います(安藤英悟)。

西早稲田キャンパスツアー写真

2.早稲田(本部)キャンパスツアー

30~70代の幅広い年齢層の20名程度の参加者を2つのグループに分けて、秋晴れの穏やかな気候の中、キャンパスツアーは進行致しました。せっかくの機会ということで、集合場所の大隈記念講堂の前で各グループの写真を撮ってからのスタートとなりました。新旧建築が折衷した先進的な3号館内部の様子に皆様非常に驚かれ、記念撮影をなさっていました。その後の中央図書館の展示室では、早稲田大学所蔵の貴重な科学関連史料をじっくりと閲覧され、全て早稲田大学が所有するものであることに感心されておりました。

応用化学科が実験室を構えていた6号館へと移動し、小倉記念館と記載のあるプレート前や豊明会記念応用化学実験室と記載のあるプレートの前で、それぞれ応用化学科設立や発展に携わった方々の説明を致しました。特に豊明会との関わりについては意外にご存知でない方が多く、応化の歴史をより多くの方に知って頂き、ツアーコンダクターとしてのやりがいを感じました。その後の6号館内部の見学では、ご年配の方から“事務所はここにあった”、“内装は塗り替えただけで変わらない”など当時の様子を教えて頂きました。西早稲田移転後のOB・OGの方々には本部キャンパスが馴染みのないものであったため、様々な箇所を巡った今回のキャンパスツアーは総じて好評であったと思っております(原慎太郎、佐藤尚人)。

本部(早稲田)キャンパスツアー写真 1組目

本部(早稲田)キャンパスツアー写真 2組目

(応用化学科創立百周年記念事業委員会)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。