須藤絢音 2年生

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私が早稲田大学の応用化学科を選んだ理由は、学問の方向性が多岐にわたり、将来の選択肢が一番広いと感じたためです。また立地の良さもポイントでした。
小さい頃は、医者になって病院で勤務したいと思っていました。またある宇宙関連の記事に感銘を受けて、宇宙工学に興味を持った時期もありました。現在は、大学で化学を学んでいるうちに高分子化学分野に興味を持っています。高分子は様々な工業分野の材料として活躍していますし、身近な製品に繋がっています。いまは大学の化学を学ぶ中で、身近にある製品の材料が何でできているのかと考えることができるので楽しいです。
他分野の研究も面白そうなので、来年になったら別の化学に興味を持ってしまうかもしれませんが、夢中になれるものに出会えればいいなと思います。その出会いが訪れることがいま楽しみです。
将来の仕事ですが、今のところ企業に就職し、大学で学んだ知識をつかえる職業を考えています。開発や、営業、生産管理など様々な職種がありますが、その内容については、まだこれからの出会いによると思います。自分自身が夢中になれるものと出会えればそれが一番幸せなことだと思います。

最近は、実験レポートの作成が大変ですね。毎週行う実験を実験内容・結果・考察を含めてレポート20ページ程にまとめて期限までに提出しなければなりません。このプロセスを通じて、化学者としての素養を鍛えられている感じがして、充実しています。ただ、夏休みになったら、読みたいと思って溜まっている本をゆっくりと読みたいですね。

その他、応用化学科では、卒業生OB・OGと会える機会が多々あるので、様々な話を聞くことができます。どんな職業に就いたとか、その職業に就くとどんな生活になるかなど、将来のために知っておきたいことを何でも聞けるのはありがたいことです。

最後に、受験生へのアドバイスですが、受験する大学については、あまり悩む必要はないと思っています。どの大学に行っても、大事なのは自分がどうするかということではないでしょうか。しっかり勉強して、受験に関しても卒業してからの進路についても選択肢を持てるようにする。そのことが大事だと私は思います。
(2016年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。