柳田佳保里

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高校に入学した時は、国立大学を受験するか、指定校推薦を狙うか悩んでいました。でも、3年生の受験期になって、早稲田大学の指定校推薦がきていたので、指定校推薦を受けることに決めました。中学生の時、化学の女性の先生が、とってもやさしくて、わかりやすい授業をしてくださったおかげで化学が好きになり、また、製薬関係の仕事につきたいという思いもあったので、応用化学科を選択しました。

両親は、やはり東京に出ることや、一人暮らしについては、心配も多くあったようですが、以前から早稲田大学に行きたいということは伝えていたので、「どうしても行きたいのなら」ということで応援してくれるようになりました。東京に来て、一人で生活するようになり、それまで実家で親がやってくれていたことを全て自分でやらないといけないことの大変さを感じています。

指定校推薦で山口県から上京したのは、私一人でしたが、大学での面接の際に全国から集まった人たちとは面識があり、入学した時には、「あの時一緒だったよね、」という感じで、すぐに友達になりました。特に女子は人数が少ないので、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。応用化学科は、男子も女子もみんな仲が良いです。

初めは、何の講義を取ればよいのか全く分からず、いろいろな情報を集めて、それを参考に講義の申し込みをしていました。人気の講義は、人数オーバーで受けられないことも多かったのですが、3次登録までできるので、3つの内のどれか希望の講義を受けることができました。

実験は、2、3人のグループになってやるんです。1年生の時は、名前順でグループが決められていたので、名前が後ろの方の私は、別の学科の生徒とグループになることもあり、気を使ってしまって時間が終わるということもありました。今は、メンバーがずっと変わらず、仲の良いメンバーとの実験ができるので、すごく楽しいです。

私は早稲田大学西大久保キャンパス直通の副都心線沿線に住んでいます。すごく楽です。
友達とのショッピングなどは、新宿や表参道も副都心線一本で行けるので、よく行きます。
楽しい時間を過ごしています。3年生になったら自ずと進路を決めなければいけなくなるので、今は、先輩の話をたくさん聞いて、しっかり勉強をして、将来に備えたいと思っています。人の役に立つ仕事につけたら幸せだろうな...と、漠然とですが思っています。

私は小学生の時からバスケット部でした。入学当時は、勉強とサークルが両立できるか心配で入部を躊躇してしまったんですが、今になって、1年生の入学時に入部しておけばよかったと後悔しています。途中からの入部も可能ですが、中々途中から入るのは勇気がいります。後輩になる皆さんへは、入学してすぐに入部することをお勧めします。
(2013年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。