学部1年 木内大造

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早稲田の応用化学科に志望を固めたきっかけは、化学工学の研究室で行われている人工臓器の研究に興味を持ったからです。その中でも特に人工えらの研究に惹かれたのですが、人工えらとは、水中の溶存酸素を抽出してそれを呼吸に使うことで、人間が水中に長時間いられるような装置です。例えば、ダイビングに使われている酸素ボンベというのは、限りがあるのですが、人工えらは水中の酸素を利用できるので無限に使用できることが利点です。さらに装置を大型化すると、水中プラントや他の様々な用途に利用できるので、すごいなと思いました。自分も社会の役に立つような研究がしたいと思い、応用化学科に入ろうと思いました。

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「社会の役に立つ」ということでは、大学の海外ボランティアサークルに入っています。そのサークルでは、毎年フィリピンで教育支援を行っているのですが、今年の夏はナドビダという町で学校建設に協力をしました。また、教材を日本から持って行き、理科や社会の勉強を共にしたり、一緒にバスケットボールやサッカーなどのスポーツをして、現地の人との交流を深めました。早稲田にはサークルがたくさんあって、自分のやりたいことがきっと見つかると思います。勉強もサークル活動も充実した毎日を過ごしています。
(2009年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。