学部2年 榊原孝紀

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高校時代は、実は化学が苦手でした。浪人生のとき、一生懸命化学を勉強して、化学のおもしろさというのに気付いたんです。早稲田大学には化学科と応用化学科があるのですが、応用という名前がついている分、大学に入ってからも進む道を幅広く考えられるのではという漠然とした想いがあり応化を受験しました。 学校生活はというと、一年生のときはある程度余裕があったのですが、二年生になると実験が多く、また授業もより専門的になり、難しくなってきました。実験はやったら終わりではなく、その後レポートを提出しなくてはならないので少し大変ですね。

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友達は主に学科内の人が多いです。応化の場合は特に学科全体で受ける授業が多かったり、実験が多かったりと仲良くなりやすい環境だと思います。しかも実験のレポートも、皆で教えあったりして頑張ってやってるんで、友人間の絆はすごく強いと思います。授業やレポートに限らず、誰でも得意な部分、苦手な部分があると思いますが、応化なら苦手な部分をお互い助けあえる友達がいるんで絶対安心だといえます。 応化は忙しいとは言っても、自分の趣味の時間や、友人と遊ぶ時間が取れないわけではないので私生活も充実した生活が送れています。僕は今、一人暮らしをしていますが、一番大変なのはやっぱり食事ですね。ただ学校に近い分、自由な時間も多く取れるので、家に友達を呼んで一緒に自炊したり、大好きなサッカーを観たり楽しく過ごしています。また、夏と春の休みが長いので、友達と旅行に行く事が多いです。今年の夏は初めて沖縄に行き、今まで知らなかった日本の良さを感じることができましたね。 将来については、自分の一番好きな有機化学からアプローチできるものとして、医薬品関連の仕事を考えています。とは言ってもまだまだ悩んでいますね。これから三年生になれば、また新しい分野の化学を学ぶ事になりますが、全てに正面から取り組んで自分が何に一番興味をもてるか考えていこうと思います。その上で、三年次の研究室配属に望みたいですね。
(2006年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。