学部1年 落合朋弘

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僕は前から化学にすごく興味を持っていました。でも、化学をただ学問として勉強するよりも、化学という学問を用いて社会に役立つ技術だとか、製品を生み出す分野に携わりたいと思っていたので早稲田の応用化学科に入りたいと考えていました。 大学生活は自由で時間があり、やりたい事を思う存分できる環境が広がっているのではないかと思っていました。ただ理系なので、文系とは違い実験のレポートなどで、自由な時間はあるけども忙しいのでは、という不安もありました。 入学して半年以上経ちましたが、事実、実験のレポートなどの課題が多く大変ではありますが、これに前向きに取り組むことで不安は解消されました。また時間は思っていたようにあるので、バイトや様々なイベントに参加するなど大学生活はすごくエンジョイできています。

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アルバイトは主に家庭教師をやっています。自分がかつて教えられていた事を教えるので、ものすごく大変です。でも自分が教える立場になって初めて気付く部分も多く、いい経験になっています。特に、相手が何につまずいているのかを「相手の立場になって」考える事の大切さに気付けたのは大きかったですね。これは、イベントなどで小さい子供からお年寄りまで幅広い年齢層の方と接する際にも特に感じることで、生きていく上でも重要な事だと思います。授業はすごく専門的で難しくはありますが非常に面白いです。特に有機化学の授業は高校で漠然と習っていたものを、細部にまで解説してもらえて楽しいですね。また机上での勉強だけでなく実験も多く用意されているのも応化のいい所だと思います。これからは、実験の操作ひとつひとつの意味が理解できるように、またどんな反応が起きていて、何の為の実験なのかというところまで完全に理解できるようにしていきたいと思います。将来の事についてはぼんやりとではありますが、近年の環境問題を危惧する僕にとって環境改善が自分自身のテーマなので、化学の知識を活かして環境問題を打開するべく社会で活躍していける人になりたいと思っています。
(2006年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。