学部2年 石本紗央理

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早稲田大学、応用化学は、授業内容が他の大学より早いと思います。
その分勉強するのが大変です。大学って、入った後はもう少し楽かと思っていましたが、高校受験の時の延長という感じです。1年生の時には、自分たちが今何をやっているかわからないって感覚でした。数学は、とっても難しかったし、物理と、どう繋がるか全くわからなかったです。実験も1年生のうちからこんなにたくさんするということにすごく驚きました。2年生になって、これは何のための実験なのか、少しずつ結びついてと思えるようになりました。3年生が一番忙しいカリキュラムだそうなので、今から頑張らなきゃと思っています。
実験は楽しいです。高校生の時から実験が好きでした。実験が多いということを知って、早稲田の応用化学科が良いと思いました。1年生の時は幅広く、生物とか物理の実験をしました。2年生になってからは化学が多くなりました。特に有機化学、無機化学に特化した実験が多いです。実験後、レポートをまとめるのは大変なんですが、色々調べていくと原理が分かってきて、面白いです。

1年は、基礎領域というか数学関連の勉強が多いんですが、2年生になると化学のいろんな範囲を学びます。3年生になると、それぞれ興味ある分野を絞り込んで研究室を決めて、4年生になるとほぼ研究室で研究というかたちなるようです。現在は電気化学という分野に関心があります。電力会社関連にも化学が使えるということを知って、とても興味を持って勉強しています。

今一番面白い授業は、オープン科目です。他の学科関係無しに取れる授業があるんですが、私は今、医学入門というのを選んで受けていまして、それがすごく面白いです。普段学べない様な事を学べるんです。実際に手術の風景とか見るんですが、がんの切り口が見れたりして、かなり刺激的です。また、そういうリアルな授業を受けられたりすると、薬への興味も深まったりします。
色々やっているうちに、自分が何を一番したいのか分からなくなってしまうんですが、あせらずに自分にあったものが見つかるといいと思っています。

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実際に大学に入ってみて、楽しめる部分が多いと思っていたんですが、やはり本来勉強するところなんだと、改めて感じています。大学4年って長い気がしますけど、もう2年生なので、色々考えると焦ってしまいます。大学は、大切な将来の選択というか大きな別れ道になると思うので、結構悩んでいます。医薬品、化学工学など応用化学は幅広い可能性のある場なので、今後の自分の興味がどこに引っ張られるか楽しみです。
(2010年度インタビュー。学年は当時のものです。)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。