先進理工学部応用化学科1年・齋藤若奈

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私は昔から生活に密接している「食品」に興味がありました。早稲田大学の応用化学のウェブページで、応用化学とは「化学とは違う’使える’化学」というのがテーマになっているのを見て、「使える’化学’」にビビっと反応し、応用化学科がある早稲田に入りました。

一年生の応用化学科では週に2回実験があります。化学と言っても、様々な科目、例えば、化学工学・化学数学・有機化学・無機化学等、色々な科目があります。今はまずそれに慣れる段階なんだと思います。興味を持っている食品にこだわらず、現在は幅広く学んでいます。

実験の量が、他の大学と比べても多いようです。高校の友達とたまに集まって話をした時、2年生になったら実験が入ってくる、大学院に入ったら実験が入ってくるという話を聞きました。私は1年生のうちから2回も実験があって、大変だなと思うことがありますが、他の大学の人と話してみると「もしかしたらラッキーかも」って思います。受験に向かってただ勉強しているだけとはまた違って、色々な変化を見られるのは実験だけなので楽しいと思います。

学科全部で160人いるうちの女性が30人弱います。キャンパス内を歩いていると、男性が多いなって実感はありますね。


将来は、やっぱり食品に興味があるので、食品会社に入って商品開発というよりも成分の研究をしたいなと思っています。私の祖母が、糖尿病がきっかけで亡くなったということも理由の1つです。また、今は、生活習慣病や女性のダイエットにも注目が集まっていますが、それらを病院だけではなく食生活から変えられるのではないかとも思っています。だから私は、将来は研究の方向に進みたいと思っています。
(2010年度インタビュー。学年は当時のものです。)

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知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。