創立百周年記念事業:祝賀会

2017年9月に創立百周年を迎える応用化学科では、記念事業の一つとして、10月7日(土)に約300名の皆様にお集まりいただき創立百周年記念祝賀会を開催しましたので、ここにご報告申し上げます。

前日からの雨もすっかりあがり、美しい秋の夕暮れが窓に広がるリーガロイヤルホテル東京の3階ロイヤルホールを会場とし、「早稲田の栄光」の生演奏と共に開会の時(18時)を迎えました。

司会の和田宏明教授(新制29回)の紹介で、まず学科主任松方正彦教授(新制34回)がご参加の皆様への御礼と開会の辞を述べ、応用化学科百周年の経緯について説明を致しました。続いて応用化学科百周年記念事業実行委員長の西出宏之教授(新制20回)より百周年記念事業の全体概要について説明を行いました。

松方主任教授挨拶(左)と西出実行委員長挨拶(右)

日本化学会会長山本尚先生、化学工学会副会長阿尻雅文先生、慶応義塾大学理工学部応用化学科主任教授藤本啓二先生、早稲田大学先進理工学部化学・生命化学科主任教授石原浩二先生、早稲田大学名誉教授宇佐美昭次先生(新制5回)、同理工学術院長竹内淳先生、早稲田応用化学会会長三浦千太郎様(新制21回)の順で、お心のこもった感動的なご祝辞の数々を賜り、皆様大変に感銘を受けておられました。そして早稲田大学副総長橋本周司先生より乾杯のご発声があり、祝宴がスタート致しました。

山本日本化学会会長ご祝辞(左)と阿尻化学工学会副会長ご祝辞(右)

藤本慶応義塾大学応用化学科主任教授ご祝辞(左)と石原化学・生命化学科主任教授ご祝辞(右)

宇佐美名誉教授ご祝辞(左)と竹内理工学術院長ご祝辞(右)

三浦早稲田応用化学会会長ご祝辞(左)と橋本早稲田大学副総長ご祝辞(右)

ご歓談の中で、今回の事業に際し多くの皆様よりご寄付を賜ったことについて感謝の意を込めて記念事業についてご紹介を申し上げました。星野浩一様、加藤忠蔵様、宇佐美昭次様、井村正寿様、高研会様、応化33年卒一同様、TOHBI会様はじめ同窓200名を超える皆様より合わせて350万円、早稲田応用化学会、応用化学科教室、学科教員より各100万円ずつの寄付が集まり、今回の事業遂行に使用させていただきつつあることが御礼と共に報告されました。

ご寄付の使用用途について、記念事業の遂行(記念展示会の開催、目録の刊行、祝賀会開催補助、キャンパスツアーおよび学生向け講演会開催支援、手紙や葉書等の通信費、ホームページ特設や掲示用写真類の印刷などの事業運営費、百周年記念誌の発行(来春予定)、今に残る貴重な卒業アルバムや写真類のデジタルアーカイブ化処理などに関して大切に使わせていただいている旨説明がありました。

会場に用意をした画面では、今回の祝賀会を機に発掘された応用化学科の創立期の写真や建物の変遷、卒業生情報などをご紹介致しました。またロイヤルホール両端には貴重な卒業アルバムや過去の資料や写真を置いて、皆様に直接楽しんでいただきました。さらには中央図書館で開催中の記念展示会「江戸後期、知の探究者たちが切り拓いた世界」についてのご紹介も致しました。

ここでお元気なお姿をお見せ下さった名誉教授の先生方(写真右から豊倉賢先生(新制7回)、宇佐美昭次先生(新制5回)、竜田邦明先生、酒井清孝先生(新制15回)、逢坂哲彌先生(新制19回))のご紹介を松方教授が行いました。また残念ながらご出席はかないませんでしたが、名誉教授の加藤忠蔵先生からのご祝電並びに早稲田応用化学会元会長、日本パーカライジング株式会社代表取締役会長里見多一様よりのご祝電とお花の披露もさせていただきました。そして全員揃っての写真撮影を致しました。

名誉教授ご紹介(左)と里見日本パーカライジング株式会社代表取締役会長の祝花(右)

豊倉名誉教授(左上) 宇佐美名誉教授(右上) 竜田栄誉フェロー・名誉教授(中央左) 酒井名誉教授(中央右) 逢坂名誉教授・特任研究教授(下)

式典の冒頭から校歌に至るまで演奏を担当したのは、創立百五年の伝統を誇る早稲田大学交響楽団の服部祐依さん、白井敏さん、竹本成輝さん、成清是露さんで、特別演奏としてモーツアルト作曲フルート4重奏曲を演奏していただきました。格調高く素晴らしい演奏で、聞く者の心を和ませてくれました。

早稲田大学交響楽団弦楽・フルート演奏風景

20時を迎え、実行委員長西出宏之教授より中締めの挨拶があり、応援歌「紺碧の空」に続き「早稲田大学校歌」の斉唱を行いました。斉唱のリードとエールは、早稲田大学応援部櫻井康裕代表委員主将、渡邊友希リーダーの二人が担当致しました。

校歌斉唱

皆様のご歓談は続き、大変名残惜しいところではありましたが、20時30分にお開きとなりました。引き続き皆様のご支援を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

記念写真

(応用化学科創立百周年記念事業委員会)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。